2010年4月12日月曜日

醍醐桜をみてきた。


岡山県の北部に位置する落合町。
そこに醍醐桜という一本の桜の木がある。
幹まわりが9.2M、
枝の広さが半径10Mというとても大きな桜の木だ。

元弘2年(1,332年)後醍醐天皇が隠岐配流の際、
この桜を見て賞賛したといわれ、
この名がついたとのこと。

著名な人間の影響力は昔から絶大なものだと
つくづく思った。
西行法師にしろ、天皇にしろ、
一言、コメントを述べるだけで、
対象物はエネルギーを受ける。

醍醐桜は、600年経った今日にも、
近くに道の駅はでき、
夜桜撮影に多くの人が集まっている。

何気ない一つのコメントが、
600年後に人たちにまで影響を与える事。
タイムレス、情報の記録化技術などが進んだ
現代社会において起こるとするならば、
アーティストや子供のコメントであってほしい。
その言葉が600年残る世界であれば、
人間が生きていく必然性があるかもしれない。

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